2009年12月15日 習近平国家副主席との会見に至る経緯
中国
・習近平国家副主席→習副主席
・崔天凱・駐日中国大使→崔大使
・楊潔チ・中国外交部長→楊外相

民主党
・鳩山由紀夫首相→鳩山首相
・小沢一郎幹事長→小沢氏
・平野博文官房長官→官房長官
宮内庁
・羽毛田信吾宮内庁長官→羽毛田長官


皇太子の動向 / 習近平国家副主席との会見に関する事項 / 民主党の動向
2009年11月
1

2 3 4 5 6 7
8 9 10 11・皇太子習副主席夫人と中国オペラ鑑賞 12・天皇陛下在位20周年祝賀 13 14
15・一ヶ月ルール、正規の締切り?(一ヶ月以上前に宮内庁に文書で提出) 16 17
18 19中国→外務省習副主席の来日日程が非公式に伝えられる
外務省(中国・モンゴル課)→宮内庁異例のルートから会見打診(断る)
20・楊外相と鳩山首相が会談
・楊外相が小沢氏に、習副主席の来日への協力を要請
21
22
23中国→外務省正式に会見打診
・勤労感謝の日(祝日)(新嘗祭)
24・民主党が、中国訪問団について、党所属の国会議員約140人が参加するとの見通しを明らかにした 25・東宮主催の内宴(陛下御在位20周年と両陛下御成婚50年のお祝い) 26外務省(儀典官室?)→宮内庁会見打診 27宮内庁→外務省(儀典官室?)1ヶ月ルールを理由に断る意向を伝える 28
29 30日本政府→中国正式に「会見は無理」と通告(1カ月ルールと、陛下のご健康が理由)

11日 皇太子が習副主席夫人と中国オペラ鑑賞
      中国の習近平国家副主席夫人で、人民解放軍総政治部歌舞団団長の彭麗媛氏が芸術総監督を務める中国オペラ「木蘭詩篇」
      皇太子が私的鑑賞(副主席夫人も同席)(学習院創立百周年記念会館)
      前日まで宮内庁は皇太子の出席を否定していたが当日急遽決定。報道自粛要請(週刊文春2009/11/26号)
      (演奏を担当するロイヤルチェンバーオーケストラの指揮を堤俊作氏が担当)
12日 天皇陛下在位20周年祝賀
19日 中国政府から外務省に「習副主席来日」の日程が非公式に伝えられる。(中国政府は「内政上の理由で遅れた」と説明)
      同日中に外務省(中国・モンゴル課)が宮内庁に会見実現を打診。←通常は皇室担当の外務省儀典官室経由で交渉が行われる
      宮内庁は「ルールに照らして応じられない」と断った。
      (宮内庁幹部は、「外務省から期限を過ぎた要請が届いたこと自体も異例だ」と話している)
20日 中国の楊潔チ外相が鳩山首相と首相官邸で会談。
      小沢氏とも国会内で会い、習副主席の来日への協力を要請。←「協力」が会談のことを指すかどうかは不明
23日 中国から外務省に副主席との会見を要請(12/14 スーパーJチャンネルより)
24日 民主党が、中国訪問団について、党所属の国会議員約140人が参加するとの見通しを明らかにした。
25日 内宴(陛下御即位20年及び両陛下御成婚50年をお祝いして)(東宮御所)
      皇太子は食後に自らが楽団長を務める「梓室内管弦楽団」の8人とともにビオラを演奏。
      「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」と「ディベルティメント」の2曲で、演奏は約15分間にわたったという。
26日 外務省から宮内庁に副主席との会見が打診される
27日 宮内庁は、外務省に一ヶ月ルールを理由に断る意向を伝えた
30日 政府が正式に中国側に「会見は無理」と通告。「1カ月ルール」と、75歳と高齢の陛下のご健康が万全とまではいえないことが理由。



     ※堤俊作氏は皇太子と三十年来の親交があり、皇太子が楽団長を務める梓室内管弦楽団の音楽監督を努めている。
      11日の中国オペラ「木蘭詩篇」ではオーケストラの指揮も担当した。


皇太子の動向 / 習近平国家副主席との会見に関する事項 / 民主党の動向
2009年12月
  1 2 3 4・鳩山首相が小沢氏と会談 5
6
7鳩山首相→官房長官「何とかできないか」と指示
官房長官→羽毛田長官「日中関係の重要性に鑑みて是非」と電話
羽毛田長官は「ルールを尊重してほしいと」とお断り
・民主党が北京訪問を正式発表
・外務省の垂課長が中曽根氏に一ヶ月ルールの説明→中曽根氏了承
8 9・小沢氏が崔大使と会談。副主席の会談について要請され「努力する」と回答
・小沢氏が官房長官に電話。崔大使の要望を伝え「しっかりやってほしい」と述べる
・官房長官は「陛下の体もあって大変厳しい」と明言を避けた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本政府→中国再度会見拒否を伝える
10・中国ツアー(小沢氏・胡錦濤主席会談)
官房長官→羽毛田長官総理の指示を受けての要請」と電話があり了承
・中国外務省が午後の定例記者会見で習副主席の訪日日程を発表
11・中国ツアー
・習副主席との会見が決定・正式発表/羽毛田長官が異例の経緯説明
・中国外務省が「日本側の日程調整に感謝する」との談話を発表
12・中国ツアー
13・中国ツアー 
14・習副主席訪日
・鳩山首相と習副主席、会談。首相主催・歓迎晩餐会
15天皇陛下が習副主席と会見
・小沢氏と習副主席の会談中止
・鳩山首相が新人議員約140人を招き、昼食会を開催
16 17 18 19
22

21 22 23 24 25 26
27

28 29 30 31    

11月30日後 駐日大使館を中心とする中国側の巻き返しが始まる。
     政府・民主党だけでなく、野党・自民党の中曽根康弘元首相ら中国とパイプの太い政治家らにも「なりふり構わず」(外交筋)働きかけた。
     別の外交筋はこう解説する。中曽根氏ら自民党の政治家は「われわれが『ルール破りはダメです』と説明したら理解してくれたが、
     民主党側は、まるで中国の走狗となった」という。
12月初め 鳩山由紀夫首相の外交政策顧問とされる寺島実郎多摩大学学長が「オバマ米政権の鳩山首相への誤解を解く」という趣旨で
      ワシントンを訪れたが、オバマ政権側は寺島氏との接触を一切拒否、鳩山政権への厳しい姿勢をみせていたことが明らかにされた。

4日 首相公邸で小沢氏が鳩山首相と会談。
7日 民主党が10日からの北京訪問を正式発表
7日 鳩山首相が平野官房長官に「何とかできないか。非常に重要なんだけど」と指示
7日 平野博文官房長官から、羽毛田長官に「ルールは理解するが、日中関係の重要性にかんがみてぜひお願いする」と電話
     羽毛田長官は「政府内で重視されてきたルールであり尊重してほしい」と返答
※7日 外務省の垂秀夫中国・モンゴル課長は、平野博文官房長官の指示で外務省側が今月7日ごろ、会見には1カ月前までの正式申請が必要な
     「ルール」を中曽根氏に説明。中曽根氏は「よく分かった」と話したという。
9日 小沢氏は、国会内で崔天凱・駐日中国大使と会談し、「何とかして習副主席が天皇陛下と会えるようにしてほしい」と要請を受けた。
     小沢氏は「趣旨はよくわかりました。努力します」と答えていた。
     その後、平野官房長官に電話し、崔大使の要請を伝え、「しっかりやってほしい」と述べたという。
     平野博文官房長官は、首相官邸を訪ねて重ねて会見実現を求めた中国の崔天凱大使に「陛下の体もあって大変厳しい」と明言を避けていた。
     小沢氏は早くから首相側に中国の意向を伝えていたという。4日夜には首相公邸で首相と会談している。
     小沢氏としては、9日の時点になっても調整が進んでいないことを知って驚き、平野氏に直接働きかけたようだ。
     民主党は中国政府の要請を受け、山岡賢次国会対策委員長が鳩山由紀夫首相や宮内庁などに会見実現を働きかけていたが、
     難航していたため小沢氏と崔氏の会談がセットされたという。
     ただ、首相は11日、「小沢幹事長から話があったわけではない」と記者団に語っている。
9日 日本政府が中国側に「陛下のご健康がすぐれず、会見に応じるのは難しい」と伝えていた。
     首相官邸は陛下の体調に配慮していったん見送りの方向になったが、急きょ転換した。
     (平野氏は9日に日本政府が再び中国側に会見を拒否していたとの一部報道については、「承知していない」と否定)
10日 平野長官、羽毛田長官に電話し「これは政府官邸としてのお願いだ」「総理の指示を受けての要請」と強い口調で会見を実現するよう指示。
     羽毛田長官が了承。
      ・「官房長官から内閣府の外局である宮内庁の長官へという指揮命令系統を使ったということは、実質的に陛下に直接指示するのと同じだ」
       宮内庁幹部はこう指摘する

10日 中国側が午後の外務省定例記者会見で習副主席の訪日日程を発表
10〜13日 小沢氏ら民主党議員143人、中国ツアー
10日 皇太子が「日メコン交流年2009 記念公演 「虹の舞」(東京国際フォーラム)」を鑑賞
11日 10日の皇太子の鑑賞が聖教新聞で報じられる
      「日本とメコンの交流年を祝福 民音舞踊公園「虹の舞」 皇太子さま 各国大使とともに鑑賞(聖教新聞 2009年12月11日第1面)」
11日 自民党の鳩山邦夫元総務相が午前、党役職の辞表提出。
      記者団の取材に応じ政治資金管理団体の偽装献金問題への首相の対応を批判するとともに、首相を辞任するよう求めた

11日 15日の習近平国家副主席との会見が決定・正式発表
11日 上記に対して羽毛田長官が異例の経緯説明。
      羽毛田長官は、「政治的重要性などにかかわらず、平等に外国と向きあうのが陛下のなさり方」と指摘、
      陛下の政治利用につながるとの懸念も示し、「二度とあってほしくない」と、苦渋の思いを明らかにした。
14〜?日 習近平国家副主席、訪日(14日夕、鳩山首相と会談した後、首相主催歓迎晩餐会)
14日 鳩山首相と習副主席、会談。その後、首相主催歓迎晩餐会
15日 習近平国家副主席と会見
15日 小沢氏と中国副主席の会談中止(12/14に発表)
     小沢氏は14日夕の記者会見で中止の理由について「(中国側から)会いたいという連絡はあったそうだが、わたしは中国に行ったばかりだ。
     (習氏は滞在中)非常にお忙しい日程なので、無理されなくてもいいと(伝えた)」と述べ、習氏の日程に配慮したものだと説明した。
15日 鳩山首相が民主党新人議員約140人を招き、昼食会を開催





     ※12月9日はいろいろな記事を繋いだものなので、詳細は以下の記事ソースでご確認ください↓
上記のソース(資料)

11/11 11月11日 皇太子が中国国家副主席夫人とお忍びオペラ鑑賞

(該当部分だけ抜粋)
今週は『週刊文春』(11月26日号)がABC総合週刊誌連続1位の実力をみせつけた。スクープが2本。
「皇太子、中国国家副主席夫人が危険な『お忍びオペラ鑑賞』」
「角川春樹『火の車』でも40歳年下歌手と『再婚宣言』」
「皇太子−」の方は問題だ。
11日、学習院の創立百周年記念会館で、中国人民解放軍総政治部歌舞団による中国オペラ「『木蘭・ムーラン』〜MULAN」の特別公演が行われた。
その2階VIP席で皇太子と中国で最も有名な歌手の一人、彭麗媛女史(46)が〈隣り合わせの席で観劇〉していたというのだ。
〈この彭女史、実はポスト胡錦濤の最有力候補、習近平国家副主席(56)の夫人である。
また、彼女自身、軍では少将の階級を持ち、人民政治協商会議委員(日本の国会議員にあたる)でもある〉
〈皇室とのパイプを作りたい中国の思惑はみえみえ〉。
しかも皇太子を呼んだ指揮者の堤俊作氏と宮内庁側から報道自粛の要請があったという(宮内庁側は否定)。
〈皇太子が人民解放軍のビジネスに利用された〉のでなければ幸いだ。

ソース 産経新聞 2009.11.21 08:02 【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(236)
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/091121/bks0911210802003-n1.htm
11/19 11月19日 中国政府から外務省に習副主席の来日日程が非公式に伝えられる
11月19日 外務省(中国・モンゴル課)から宮内庁に会見打診
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091216-OYT1T00091.htm

会見要請、当初通常使われない交渉ルートで

 天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見が特例的に行われた問題で、当初の会見要請が、外務省の中国担当部局から宮内庁という、通常使われない交渉ルートで行われていたことが分かった。
 今回の問題で同庁の羽毛田(はけた)信吾長官は、外務省から最初に会見申請があったのは11月26日と説明。だが、外務省で調べたところ、7日前の同19日、中国政府から同省に「12月14日来日」の日程が非公式に伝えられ、同日中に同庁に会見実現を打診したという。同省によると、この際、中国政府からは「内政上の理由で遅れた」と説明があったという。
 19日でも来日予定の1か月前を過ぎており、同省も当初から「例外扱い」を前提に会見の可否を打診。しかも、通常ルートである皇室担当の同省儀典官室経由ではなく、同省中国・モンゴル課から同庁という、異例ともいえるルートで交渉が行われていた。結局、同庁から「ルールに照らして応じられない」と断りがあり、同省は同30日、正式に「会見は無理」と中国側に伝えていた。
 宮内庁幹部は、「外務省から期限を過ぎた要請が届いたこと自体も異例だ」と話している。

(2009年12月16日04時14分 読売新聞)
11/20 11月20日 中国の楊潔(ようけつ)チ外相が鳩山首相と首相官邸で会談
11月20日 楊潔(ようけつ)チ外相は小沢氏とも国会内で会い、習副主席の来日への協力を要請
   →→→12月9日の記事
11/26
11/27
11月26日 (外務省から?)宮内庁に会見打診
11月27日 宮内庁が外務省に1ヶ月ルールを理由に断る意向を伝えた

 →→→12月7日の記事
11/30 11月末 中国側に「陛下のご健康がすぐれない。無理だ」として会見は困難との意向を伝えていた ←おそらく11月30日

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091214/plc0912141255006-n1.htm(2009.12.14 12:50)
11月に「陛下の体調」を理由に拒否 中国副主席の特例会見で日本政府
 鳩山由紀夫首相が天皇陛下と中国の習近平国家副主席との15日の会見を特例措置として認めさせた問題で、日本政府が11月末時点で中国側に「陛下のご健康がすぐれない。無理だ」として会見は困難との意向を伝えていたことが14日分かった。日中外交筋が明らかにした。これに対し、中国側が民主党をはじめとする関係各方面に巻き返し工作を行った結果、平野博文官房長官が今月7日と10日の2度にわたり宮内庁に会見の設定を指示し、日本政府は11日に会見を行うことを正式発表した。
 習氏は14日夕、鳩山由紀夫首相と会談した後、首相主催歓迎晩餐(ばんさん)会に臨み、15日に天皇陛下と会見する。
 鳩山首相は14日朝、「特例会見」について、「杓子(しやくし)定規に考えるより、本当に大事な方であれば、天皇陛下のお体が一番だが、その中で許す限りお会いになって頂く。それは、日中関係をさらに未来的に発展させるために大変大きな意味がある。判断は間違ってなかった」と述べ、正当性を強調した。首相公邸前で記者団の質問に答えた。
 平野氏も同日午前の記者会見で「政治利用では全くない」と重ねて主張。ただ、平野氏は今月9日に日本政府が再び中国側に会見を拒否していたとの一部報道については、「承知していない」と否定した
 今回の「特例会見」をめぐっては、渡辺周総務副大臣が13日のテレビ番組で「天皇陛下の政治利用と思われるようなことを要請したのは誠に遺憾だ」と異例といえる首相批判を展開。「今からでもやめていいなら、やめた方がいい。国の大小、経済力、政治力の大きさで優劣をつけることは絶対あってはいけない」とも指摘した。
 同じ番組で、社民党の阿部知子政審会長も「特例でも認めてはならない」と述べたほか、国民新党の亀井亜紀子参院議員は「(政治利用への懸念を示した)羽毛田信吾宮内庁長官の話はもっともだ」との認識を示すなど、与党から批判が相次いでいる。
 一方、自民党の安倍晋三元首相も14日朝、鳩山政権の対応を「国益ではなく自分たちのために今まで守ってきたルールを破った。天皇陛下を政治利用したと断じざるを得ない。今からでも遅くないので、中国側に取り下げてもらうよう要請すべきだ」と批判した。都内で記者団に語った。
12/7 11月26日 (外務省から?)宮内庁に会見打診
11月27日 宮内庁が外務省に1ヶ月ルールを理由に断る意向を伝えた
12月7日 平野博文官房長官から直接、強い申し入れ。羽毛田長官は慣行を守るよう求めた。
12月10日 平野博文官房長官から「総理の指示を受けての要請」と電話を受け了承


http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2009121100936
「二度とあってほしくない」=陛下と中国副主席の会見設定で宮内庁長官
 
 天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見が通常の手続きを踏まずに決まったことについて、宮内庁の羽毛田信吾長官は11日、記者団に急きょ経緯を説明し「誠に心苦しい思いで陛下に(会見を)お願いした。こういったことは二度とあってほしくないというのが、私の切なる願いだった」と述べ、強い不快感を示した。
 羽毛田長官は「陛下の政治的利用につながるのではないかという懸念を持っているか」との質問に「大きく言えばそういうこと」と述べた。
 同長官によると、会見要請の打診が宮内庁にあったのは先月26日
陛下と外国要人との会見は1カ月前までに申請する慣行に反していたため、同庁は翌日、外務省に断る意向を伝えた
 しかし、平野博文官房長官から今月7日、羽毛田長官に「ルールは理解するが、日中関係の重要性にかんがみてぜひお願いする」と電話があった。
 羽毛田長官は「陛下をお守りするためにつくられ、政府内で順守されてきたルール。
国の大小とか政治的に重要な国かといったことにかかわらず、尊重してやってきた」と慣行を守るよう求めたが、
10日夕にも「総理の指示を受けての要請」と電話があり、了承したという。(2009/12/12-01:06)
12月7日 鳩山首相が平野官房長官に「何とかできないか。非常に重要なんだけど」と指示
12月7日 平野官房長官が羽毛田長官に電話
      平野長官:「二中間系の重要性にかんがみ、ぜひお願いする」
      羽毛田長官:「政府内で重視されてきたルールであり尊重してほしい」
 →→→12月9日の記事 天皇陛下と習副主席の会見に関する動きより抜粋
12月7日ごろ 外務省の垂秀夫中国・モンゴル課長が中曽根氏に一ヶ月ルールの説明
国事行為ではない―宮内庁 中曽根氏にもルール説明
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121601000868.html

 宮内庁の岡弘文官房審議官は16日、自民党本部で開かれた「天皇陛下の政治利用検証緊急特命委員会」の会合で、陛下と習近平中国国家副主席の特例会見について「公的行為なので内閣の助言と承認は必要ない」と述べ、憲法上の「国事行為」に当たらないとの認識を示した。

 特例会見に関して民主党の小沢一郎幹事長は「天皇の国事行為は内閣の助言と承認で行われる」と強調。鳩山政権の対応は天皇の政治利用ではないと主張していた。

 また、特例会見の実現に中曽根康弘元首相が関与したとの見方に関連し、外務省の垂秀夫中国・モンゴル課長は、平野博文官房長官の指示で外務省側が今月7日ごろ、会見には1カ月前までの正式申請が必要な「ルール」を中曽根氏に説明したと明らかにした。

 垂氏は平野氏から指示された理由について「承知していない」と述べるにとどめた。中曽根氏は「よく分かった」と話したという。特例会見をめぐり、前原誠司国土交通相は自民党の首相経験者から働き掛けがあったとの見方を示している。
12/9 11月20日 中国の楊潔(ようけつ)チ外相が鳩山首相と首相官邸で会談
11月20日 楊潔(ようけつ)チ外相は小沢氏とも国会内で会い、習副主席の来日への協力を要請
12月9日 小沢氏と崔駐日大使が会談。陛下と習副主席会見の要請を受ける
12月9日 小沢氏が平野官房長官に電話。崔大使の要請を伝え、「しっかりやってほしい」と述べる

12月10日 平野長官は羽毛田長官に電話し、「これは政府官邸としてのお願いだ」と強い口調で会見を実現するよう指示した

特例会見、小沢氏が要請…「政治利用」批判強まる
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091212-OYT1T00915.htm?from=mai

 鳩山首相が14日に来日する中国の習近平国家副主席と天皇陛下との会見を特例的に実現するよう指示していた問題は、民主党の小沢幹事長が首相側に会見実現を要請していたことが明らかになり、「天皇陛下の政治利用だ」との批判が一層強まっている。
 政府関係者によると、小沢氏は9日、国会内で崔天凱・駐日中国大使と会談し、「何とかして習副主席が天皇陛下と会えるようにしてほしい」と要請を受けた。その後、平野官房長官に電話し、崔大使の要請を伝え、「しっかりやってほしい」と述べたという。これを受け、平野長官は10日夕、宮内庁の羽毛田信吾長官に電話し、「これは政府官邸としてのお願いだ」と強い口調で会見を実現するよう指示した
 小沢氏は早くから首相側に中国の意向を伝えていたという。4日夜には首相公邸で首相と会談している。小沢氏としては、9日の時点になっても調整が進んでいないことを知って驚き、平野氏に直接働きかけたようだ。
 中国側が天皇との会見希望を小沢氏らに伝えたのは11月後半。11月20日には、中国の楊潔(ようけつ)チ外相が鳩山首相と首相官邸で会談したほか、小沢氏とも国会内で会い、習副主席の来日への協力を要請している。(「チ」は竹かんむりに「褫」のつくり)
 しかし、中国政府の会見申請が11月26日だったため、宮内庁は「1か月前までの申請」との慣行に従い断った。平野長官が羽毛田長官に電話で特例扱いを要請したのは12月7日で、平野長官もいったんは実現をあきらめていたものと見られる。 (-略-)
天皇陛下と習副主席の会見に関する動き

11/20 国会内で民主党の小沢幹事長が中国の楊外相と会談
       楊外相:「来月、習副主席が来日するので、その成功のためにぜひ協力していただきたい」
11/20 鳩山首相が主張鑑定で楊外相と会談
11/26 外務省が区に亜超に会見を打診
11/27 宮内庁が外務省にルールに照らして応じかねる」と返答
12/4 鳩山首相が小沢幹事長と首相公邸で会談
12/7 鳩山首相が平野官房長官に「何とかできないか。非常に重要なんだけど」と指示
12/7 平野官房長官が羽毛田長官に電話
      平野長官:「日中関係の重要性にかんがみ、ぜひお願いする」
      羽毛田長官:「政府内で重視されてきたルールであり尊重してほしい」
12/9 国会内で小沢幹事長が崔大使と会談(崔大使「何とかして習副主席が天皇陛下と会えるようにしてほしい」
12/10 平野長官が羽毛田長官に電話
      平野長官:「君の言うのも分かるけど、日中関係は重要だから。これは政府官邸としてのお願いだ」
12/10 小沢幹事長が北京で中国の胡錦濤主席と会談
12/11 中国外務省が「日本側の日程調整に感謝する」との談話を発表
(2009年12月12日20時20分 読売新聞)
12月9日 小沢氏は会見実現に協力を求めた崔氏に対し「趣旨はよくわかりました。努力します」と答えた


 民主党の小沢一郎幹事長が崔天凱(ツォイ・ティエンカイ)中国大使と9日に国会内で会談した際、来日する習近平(シー・チンピン)国家副主席と天皇陛下の会見実現に協力を求めた崔氏に対し、「趣旨はよくわかりました。努力します」と答えていたことがわかった。党関係者が明らかにした。 民主党は中国政府の要請を受け、山岡賢次国会対策委員長が鳩山由紀夫首相や宮内庁などに会見実現を働きかけていたが、難航していたため小沢氏と崔氏の会談がセットされたという。
ただ、首相は11日、「小沢幹事長から話があったわけではない」と記者団に語っている。

朝日新聞 http://www.asahi.com/politics/update/1212/TKY200912120201.html
11月30日 正式に中国側に「会見は無理」と通告
12月9日 中国の崔天凱大使が首相官邸を訪ねて重ねて会見実現を求めた
12月9日 上記に対し平野博文官房長官は、「陛下の体もあって大変厳しい」と明言を避けていた



宮内庁、外務省…広がる懸念 「亡国」批判も 天皇特例会見問題
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091215/plc0912150007001-n1.htm

 民主党の小沢一郎幹事長は14日の記者会見で、羽毛田信吾宮内庁長官に辞任を迫るという激しい反発をみせた。宮内庁だけでなく、外務省にも今回の決定への強い懸念が広がる中で小沢氏が、異論を封じ込めようと、強気の姿勢を示したようだ。
 複数の日中関係筋の証言によると、鳩山政権は、中国側の度重なる申し入れに逡巡(しゅんじゅん)し、それでも抵抗できなかった。こうした対応に外務省関係者からは「外交では筋を通してほしい」、宮内庁幹部からも「問題を安易に考えている」と強い批判が出てきた。
 実は、政府は11月30日、正式に中国側に「会見は無理」と通告した。「1カ月ルール」と、75歳と高齢の陛下のご健康が万全とまではいえないことが理由だった
 ところが、駐日大使館を中心とする中国側の巻き返しが始まる。政府・民主党だけでなく、野党・自民党の中曽根康弘元首相ら中国とパイプの太い政治家らにも「なりふり構わず」(外交筋)働きかけた
 「日本が一度断れば、中国が必死に動いてくることは分かっていたことだ。なのに、鳩山政権は中国側の動きに動揺してしまった」
 別の外交筋はこう解説する。中曽根氏ら自民党の政治家は「われわれが『ルール破りはダメです』と説明したら理解してくれたが、民主党側は、まるで中国の走狗となった」という。
 平野博文官房長官は12月9日、首相官邸を訪ねて重ねて会見実現を求めた中国の崔天凱大使に「陛下の体もあって大変厳しい」と明言を避けていた。だが、翌10日には小沢氏ら民主党議員143人の訪中団出発が控えており、結局、同日中に宮内庁長官に2回目となる指示を出し、宮内庁を押し切った。
 「官房長官から内閣府の外局である宮内庁の長官へという指揮命令系統を使ったということは、実質的に陛下に直接指示するのと同じだ」
 宮内庁幹部はこう指摘する。また外務省幹部の一人は、一連の政府・民主党の動きをこう言い切った。
 「亡国政権。小沢氏の意向が背後にあるのだろう」
 外交当局が、ときの政権を「中国の走狗」「亡国政権」とまで形容するのは極めて異例だ。
 一方、政府筋は14日、「前政権のルールは知らないし、報道に違和感を持っている」と語った。陛下の政治利用の重大性や外交の継続性は見えなくなっているようだ。(阿比留瑠比)
12月9日 日本政府が中国側に「陛下のご健康がすぐれず、会見に応じるのは難しい」と伝えていた


天皇会見、いったん困難と伝達 小沢氏訪中控え転換か

 天皇陛下と中国の習近平国家副主席との15日の特例会見をめぐり、会見発表の2日前にあたる9日の時点で、日本政府が中国側に「陛下のご健康がすぐれず、会見に応じるのは難しい」と伝えていたことが分かった。複数の日中関係筋が14日、明らかにした。首相官邸は陛下の体調に配慮していったん見送りの方向になったが、急きょ転換した。訪中を控えた民主党の小沢一郎幹事長らの意向が反映された可能性もある
 7日に羽毛田信吾宮内庁長官が平野博文官房長官からの会見設定の要請を断った後、宮内庁幹部は官邸側に「陛下の健康状態が万全ではない」と説明したという。鳩山由紀夫首相もこれを受けて、見送るべきだとの判断に傾いたとみられる
 ただ10日には平野氏が再び羽毛田氏に会見実現を指示し、翌11日の設定発表につながった。


 →→→平野氏は今月9日に日本政府が再び中国側に会見を拒否していたとの一部報道については、「承知していない」と否定した
       (11/30の記事から抜粋)
天皇会見いったん見送り容認 「健康配慮なら」と中国側
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121701000876.html

 天皇陛下と習近平・中国国家副主席の特例会見をめぐり、会見が正式に設定される2日前の今月9日ごろ、中国高官が「陛下のご健康に配慮し会見を見送るなら、やむを得ない」と日本側に伝えていたことが17日、分かった。複数の中国関係者が明らかにした。
 11月下旬から特例会見を求め続けてきた中国側が、交渉終盤で見送り容認姿勢を示していたことが判明したのは初めて。10日からの訪中を控えた小沢一郎民主党幹事長の意向を受け、首相官邸による政治判断で方針転換し、特例会見が実現した実態が裏付けられた。
 中国筋によると、この中国政府高官は9日ごろ、日本側と中国国内で協議。日本側が「陛下はご高齢であり、健康状態を勘案してほしい」と説明したところ、高官は「そういう話なら会見見送りは理解できる。共産党指導部を説得できる」と受け入れた。
 中国側は同時に、宮内庁の「1カ月ルール」を守らなかった事実を認める一方で「前向きな対応を求めたい」と主張。「1カ月ルール」を理由とした会見見送りには難色を示したという。
 この中国高官は日本大使館勤務を重ねた日本通として知られる。
【陛下特例会見】「何やっとる!早くせい!」 小沢氏、鳩山首相に"恫喝"の電話★3

「8日ごろまでは鳩山総理自身も"実現は無理だろうな"という感触だったと見られます。
その証拠に、9日午前崔天凱・駐日中国大使に会った平野官房長官は"実現は難しい"旨伝えており、
それは中国本国にも通達されています」と話す官邸関係者によれば、
こうした動きがあった8、9日頃、膠着していた情勢が"急変"したという。

契機となったのは、小沢氏の行動。鳩山総理に直接電話を入れ、
「何をやっとるのか」「ゴチャゴチャやっとらんで早くせい」

そう"恫喝"したのだ。
「この電話に震え上がった鳩山総理は平野氏に宮内庁への再度の依頼を指示。
それが10日の平野氏と 羽毛田氏のやり取りに繋がったのです」(官邸関係者)

平野氏がそこで語った「総理の指示で」との言葉。
その背景には小沢氏の"恫喝"があったのである。

ソース:週刊新潮 12月24日号 29頁
http://www.shinchosha.co.jp/magazines/images/10/poster_m/20091217.jpg
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/
12/10 12月10日 平野長官は羽毛田長官に電話し、「これは政府官邸としてのお願いだ」と強い口調で会見を実現するよう指示した
 →→→12月9日の記事
12月10日 平野博文官房長官から「総理の指示を受けての要請」と電話を受け了承
 →→→12月7日の記事
小沢幹事長が鳩山首相を「激しい言葉で罵倒」 天皇陛下の"政治利用"問題
http://www.cyzo.com/2009/12/post_3424.html

 ついに裏の顔を見せ始めた民主党のドン・小沢幹事長。
 警察・検察当局およびマスコミの内情に精通するジャーナリストが、テレビでは絶対に報道しない、気になるニュースの裏側をレポートします。
 15日に行われた天皇陛下と中国の習近平国家副主席とのいわゆる特例会見をめぐり、会見をゴリ押しするようなことは「言った事実はありません」と語っていた民主党の小沢一郎幹事長が、実は鳩山由紀夫首相に直接、罵声を浴びせながら会見実現を要求していたことが16日、分かった。
 小沢氏は公式の記者会見でゴリ押し疑惑を否定した上で、「天皇の政治利用に当たる」と反発した宮内庁の羽毛田信吾長官について「政府の一部局の一役人が内閣の方針にどうしても反対なら、辞表を提出した後に言うべきだ」と辞任要求までしているだけに、波紋を呼びそうだ。
 この特例会見問題を振り返っておくと、外国要人と天皇陛下との会見は、1カ月前までに文書で申請することが宮内庁と外務省との内規で決まっている。今回の習副主席との会見申請は11月26日に行われており、1カ月を切っていた。
 羽毛田信吾宮内庁長官は「手続きはすべての国に平等に適用してきた。苦渋の思いだ」と天皇会見を政治的に利用したことに遺憾を表明した上で、そのいきさつを記者会見のなかで事細かに明らかにしている。
 それによると、平野博文官房長官から会見要請の電話があったのは今月7日と10日。羽毛田氏は「陛下の役割について非常に懸念することになる」と述べた上で「政治的判断としてお願いするのはどうなのか」と一旦は断ったが、10日の段階で最終的に官房長官の指示に従ったという。
 宮内庁を首相官邸が押し切ったことについて、首相は「賓客が来られた時の判断であり、政治利用ではない」と強調。1カ月前までに申請するとのルールに対し「1カ月を数日間切れば、しゃくし定規で駄目だというのは、国際親善の意味で正しいことなのか」と疑問を呈した上で、小沢氏の働き掛けについては「小沢氏から話があったわけではない」と明言していた。
 これに対し、政府関係者は極秘のやりとりをこう証言する。
 「9日の時点で、中国外務省の高官から小沢さんに直接電話がかかっている。『もし天皇会見を設定してくれたら、胡錦濤国家主席が民主党訪中団の議員ひとりひとりと握手できるよう取り計らう』とね」
 この政府関係者によると、小沢氏は同じ9日に鳩山首相に対して会見の実現を要求。首相が、「1カ月ルール」を理由に会見を断ると、激しい言葉で罵倒したという。10日、折れた鳩山首相から指示を受けた平野博文官房長官が、先に触れたように宮内庁の羽毛田長官に会見を設定するよう命じることになったようだ。
 実際、小沢氏のもくろみ通り、小沢氏率いる民主党訪中団は10日に北京に到着。人民大会堂で待っていた胡錦濤国家主席は、143人の民主党議員たちひとりひとりと握手を交わし、「ツーショット」の写真撮影に応じていた。
 しかも、おかしなことに、中国側は、10日午後の外務省定例記者会見で習近平の訪日日程を発表した。日本で天皇会見が明らかにされるのは翌11日のことで、「全てが中国優先で、日本の国内事情は後回しにされた」と政府関係者も猛反発しているだけに、今後波紋を呼びそうだ。
(文=由利太郎)
12/12
〜13
12月10〜13日 小沢一郎と愉快な仲間たち・中国ツアー ポロリもある(かもしれない)よ

 民主党は24日、12月10日から4日間の日程で計画している中国訪問団について、党所属の国会議員約140人が参加するとの見通しを明らかにした。国会議員が参加する外国訪問団の規模としては異例だ。一般の参加者も加えると、総勢600人を超える「大訪中団」となる。
 今回の訪中は、民主党と中国共産党の定期交流事業「日中交流協議機構」と、小沢一郎幹事長が自民党時代からかかわってきた日中交流事業「長城計画」が合同で実施する。
 訪中団の名誉団長は小沢一郎幹事長、団長は輿石東参院議員会長がそれぞれ務め、山岡賢次国対委員長も同行する。小沢氏は胡錦涛国家主席ら要人と会談する予定だ。
 民主党単独による「大訪中団」は、党の実権を事実上握る小沢氏の威光を名実ともに中国側に示す格好の機会となりそうだ。また、国会議員の団員は8月の衆院選で初当選した衆院議員が多数を占めており、小沢氏の新人議員への影響力を示す一端にもなっている。


■ 旅行期間:2009年 12月 10日 (木) 〜 12月 13日 (日) 3泊4日
■ 一般参加者旅行代金(予定):198,000円(その他、空港税などが可算する見込み)
■ 旅行日程:予定
日時 一般参加者スケジュール 民主党議員スケジュール 小沢氏スケジュール
12/10
(木)
成田・羽田.関西空港発、北京へ。
北京着。
北京市内観光。
中華全国青年連合会主催の歓迎夕食会。
( 於:人民大会堂 )
胡錦濤主席と全員が握手
・陸昊・共青団中央書記処第一書記と会談
胡錦濤主席と会談
・歓迎宴
12/11
(金)
市内グループ見学。
中国の国家指導者(首脳級)が
訪問団と会見。
懇親夕食会。
(日付不明)新人議員は夜も元気に、議員仲間と市場へ行って、そのあと全身マッサージ(横粂議員談) ・郭金龍北京市長を表敬訪問
・梁光烈国務委員と会談
・単独で韓国・ソウルに入る
12/12
(土)
万里の長城見学。
グループ見学。
夕食会。(於:釣魚台迎賓館)
・私立国民大学で講義(地方参政権を認める法案が通常国会に提出されるとの見通しを示した)
・棋士の゙薫鉉氏と碁の公開対局
李明博大統領と非公式に懇談(夕食会)
12/13
(日)
北京市内観光。
北京発。
成田・羽田・関西空港、着。
帰国
参考:第15回長城計画日程
12/11 12月11日 宮内庁長官が異例の経緯説明

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00168210.html
天皇陛下と中国の習近平国家副主席の会見が15日に急きょ決定 宮内庁長官が異例の経緯説明

 天皇陛下と、来日する中国の習近平国家副主席の会見が15日に急きょ決定し、宮内庁長官は、異例の経緯説明を行った。
 羽毛田 信吾宮内庁長官によると、従来、陛下と外国要人との面会は、1カ月前までに申請するルールだが、今回は、期限を過ぎた11月末に打診があり、その後、平野官房長官から直接、「日中関係は重要なので、ぜひ」との鳩山首相の意向を理由に、2度強い申し入れがあったという。羽毛田長官は、「政治的重要性などにかかわらず、平等に外国と向きあうのが陛下のなさり方」と指摘、陛下の政治利用につながるとの懸念も示し、「二度とあってほしくない」と、苦渋の思いを明らかにした。
 この会見について、鳩山首相は『1カ月ルール』というのは存じ上げておりました。しかし、1カ月を数日間切れば、しゃくし定規で駄目だというようなことで、はたして、それが本当に諸外国との国際的な親善の意味で正しいことなのかどうか」と述べた。 (12/11 19:51)
12/14 12月14〜?日 習近平国家副主席訪日(実務訪問賓客)
12/15 12月15日 小沢氏と中国副主席の会談中止

中国副主席との会談中止=小沢氏「日程に配慮」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009121400562

 民主党は14日、小沢一郎幹事長と中国の習近平国家副主席との15日午後の会談が中止になったと発表した。小沢氏は14日夕の記者会見で中止の理由について「(中国側から)会いたいという連絡はあったそうだが、わたしは中国に行ったばかりだ。(習氏は滞在中)非常にお忙しい日程なので、無理されなくてもいいと(伝えた)」と述べ、習氏の日程に配慮したものだと説明した。
 習氏は14日午後に来日。同日の鳩山由紀夫首相との会談のほか、15、16両日には衆参両院議長や与野党幹部らとの会談が予定されている。15日午前に天皇陛下と会見するが、この会見が首相の指示で特例的に実施されることから、与野党で「天皇の政治利用」との批判も出ている。
 首相が指示した背景には、小沢氏の働き掛けがあったとの見方があり、会談中止は天皇特例会見が影響したとみる向きもある。 (2009/12/14-19:17)


おまけ:1ヶ月ルールとは

http://www.shizushin.com/news/news_word/20091214111916.htm

 外国要人が天皇陛下との会見を希望する場合に、1ヶ月前までの正式申請を求める日本政府の慣例。公務多忙な陛下の日程調整を円滑に行うのが目的で1995年に文書で定められた。特に2004年以降は、前年に陛下が前立腺がんの摘出手術を受けられたこともあり、厳格に守るよう徹底してきたとされる。鳩山由紀夫首相は11日、ルールの厳格な適用に関し「1ヶ月間を数日間切れば杓子定規でだめだと言うことが、果たして国際的な親善の意味で正しいことなのか」と疑問を呈した。
(明文化したのは当時の連立与党 自民・社会・さきがけ。当時の新党さきがけ代表幹事は鳩山由紀夫氏、政策調査会長に菅直人氏)

天皇陛下と習国家副主席との会見が特例的に行われた問題で、宮内庁は15日、陛下との会見希望は1か月以上前までに宮内庁に申請するとの「1か月ルール」が厳格化された2004年2月以降に会見希望のあった約250件について精査を始めた。
首相官邸から詳しい報告を求められたこともあり、経緯を整理する。
外務省によると、1か月ルールは、陛下が前立腺がんの摘出手術を受けられたことをきっかけに厳格化された04年2月以降、宮内庁と同省、在外大使館だけでなく、各国の在日大使館にも「厳守」が通知された。
陛下との会見希望は、04年以降、年間30〜60件で推移しており、宮内庁はこれらの計約250件の実績について、希望国からの申請が会見希望日の何日前にあったのか、以前の記録を集め、調査を始めている。

ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091216-00000056-yom-pol
天皇特例会見:「1カ月ルール」宮内庁が説明

 天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見が特例的に設定された問題で、松野頼久官房副長官は15日、宮内庁の岡弘文審議官を首相官邸に呼んだ。「1カ月ルール」ができた経緯や、過去の特例の事例について報告を受けた。
 羽毛田信吾宮内庁長官に対し、官邸内では「発言が踏み込みすぎだ。どうしてもだめだ、と言うなら(官邸の要求を)はねればよかった」(首相周辺)などの不満の声が高まっており、松野氏も宮内庁の対応に苦言を呈したとみられる。【山田夢留】

毎日新聞 2009年12月16日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091216ddm002010076000c.html



参考:外務省サイト「 要人来日日程」における記述の比較(三件とも実務訪問賓客として来日)
■習副主席の記述
 陛下との会見には何故か触れられていない
鳩山総理と習近平・中国国家副主席の会見

平成21年12月14日

  1. 鳩山内閣総理大臣は、12月14日(月曜日)17時45分から約50分間、総理官邸において、習近平(しゅう・きんぺい)中国国家副主席との間で会見を行い、引き続き、20時30分まで鳩山総理主催の晩餐会を行いました。
  2. 鳩山総理より、習副主席の訪日を歓迎する旨述べるとともに、日中間で戦略的互恵関係を更に具体化していく必要があり、そのために習副主席の力添えを期待している旨述べました。
  3. 習副主席より、日本側の歓迎に感謝するとともに、胡錦濤主席、温家宝総理からのくれぐれもよろしくお伝えくださいとのメッセージを伝えました。また、この3か月間で日中関係は順調なスタートを切ったが、日中関係の発展は両国のみでなくアジア・世界の安定・発展にも寄与する旨述べました。
  4. また、鳩山総理からは、日本は、日米同盟を基軸としつつ、安全保障以外の関係も強くしていきたいが、中国との関係を良好にしていくことも非常に重要である、良好な日米関係があるから、むしろ、日中も良好な関係を保つことができる、日米中三か国はゼロ・サムではなく、プラス・サム関係である旨述べました。
  5. 習副主席からは、こうした鳩山総理の考えに賛同した上で、日中関係は中国外交の極めて重要な位置を占めている旨、鳩山総理の東アジア共同体構想に賛同する旨述べました。
  6. また、鳩山総理より、東シナ海の問題や軍事的透明性の問題の懸案にも着実に取組み、中国側から前向きのメッセージが出されることが日中関係強化に非常に重要である旨述べました。
  7. その他、気候変動問題について、COP15の成功のための協力の必要性についても意見交換が行われました。
  8. また、晩餐会は、約1時間30分間、各界からの参加者を得て(計74名)、和やかな雰囲気の中行われました。歓迎スピーチの中で、鳩山総理は、これまでの毎年4,000名規模の交流に加え、日本側は今後、毎年、700名規模で中国の次世代を担うメディア、研究者等の青年を招聘することを提案し、日中双方は、青少年交流を一層充実させることで一致しました。
・国会、霞ヶ関近辺の各所の街灯に中国国旗「五星紅旗」が掲揚(12月14日撮影)
  国旗の掲揚は国家元首のときにしか行われないらしいが、岡田外務大臣の判断とのこと。

■米国・オバマ大統領の記述
  なお両陛下は実務訪問賓客として訪日した大統領とは宮殿で会見するのが通例だが、今回はオバマ大統領の日本滞在期間が短く、
  また両陛下も即位20年関連の行事などがあってスケジュールが折り合わなかったことから、御所での昼食のみとなったとのこと。

バラック・オバマ米国大統領の訪日日程について

平成21年11月10日

  1. オバマ米国大統領は、当初予定されていた日程を変更し、13日(金曜日)から14日(土曜日)まで、我が国を訪問することとなりました。
  2. オバマ大統領の訪日中、13日午後6時50分から鳩山総理との日米首脳会談に続き、共同記者会見及び総理主催夕食会が予定されています。また、14日、天皇皇后両陛下は同大統領を御昼餐にお招きになります。なお、オバマ大統領は14日午前、アジア政策スピーチを行う予定と承知しています。
 ・米国国旗掲揚有り(習副主席来日以前に「実務訪問賓客」に対して街路旗を掲揚した例はこのときのオバマ大統領のみ)
■習副主席と同時期に来日していたウルグアイ東方共和国大統領の記述

バスケス・ウルグアイ東方共和国大統領の来日

平成21年12月7日
  1. タバレ・ラモン・バスケス・ロサス(H.E. Dr. Tabaré Ramón VÁZQUEZ ROSAS)ウルグアイ東方共和国大統領及び同令夫人は、12月11日(金曜日)から12月15日(火曜日)までの期間、実務訪問賓客として来日する予定です。
  2. 滞在中、天皇皇后両陛下は、同大統領及び令夫人と御会見される予定です。また、鳩山由紀夫内閣総理大臣が、同大統領と会談する予定です。
  3. 今回のバスケス大統領の来日により、我が国とウルグアイ東方共和国との友好協力関係が一層強化されることが期待されます。
 ・ウルグアイ国旗掲揚無し 
※実務訪問賓客(Wikipediaより)
  対象:元首、首相、王族など / 宿泊:ホテルなど / 歓迎式典:なし / 天皇陛下との会見:案件による / 宮中晩餐会・昼食会:原則としてなし